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アサザ
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和 名 アサザ
学 名 Nymphoides peltata
科 名 ミツガシワ科
特 徴 耐寒性のある水生植物
ミツガシワ科アサザ属の浮揚植物です。日本の本州、四国、九州のほか、北半球に広く分布しており、浅い沼に生えることから、浅浅菜が転じた名前だといわれています。菜の字が入っているのは、園芸書などには若葉が食用になると書かれているからでしょうが、私は食べた経験がありません。ガガブタの白い花に対して、アサザの花は黄色で、7月から8月に開花します。花は早朝に開き、昼過ぎに閉じる点は、ハスの花と同様です。ただし、ハスの花の場合、数日間は開閉を繰り返すのですが、ガガブタは一日花です。 葉はハート型で、スイレンの仲間のヒツジグサと似ており、葉の表面は緑色、裏面は紫褐色です。 根茎は泥の中で長く横に伸び、長い茎を、根茎の節から伸ばして水面に葉を浮かせます。万葉集にアザサ(阿邪左)の名で出てきますし、花を女性の髪に飾ったということですから、万葉の時代から愛された水草でしょう。 宮城県の伊豆沼・内沼にはアサザが大群落をつくって繁茂しています。ハス、ガガブタ、アサザと夏の伊豆沼・内沼は水草の大群落が形成されて見事です。
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カキツバタ
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和 名 カキツバタ
学 名 Iris laevigata
科 名 アヤメ科
特 徴 耐寒性のある水生植物の宿根草
アヤメ科アヤメ属の宿根草。ハナショウブやアヤメとともに人気のある日本的な花の一つです。北海道から九州に分布し、中国やシベリアなどにも見られます。 川辺や湖沼の日当りのよい水湿地に群生します。名前の由来はカキツケバナ(書付花)の転じたものといわれ、花の汁を布にこすりつけて染めたことによると図鑑に書かれています。ハナショウブとの違いは、葉の中肋が太いのがハナショウブで、カキツバタは細い点、カキツバタは花被の先がとがっている点などで区別され、その自生地が水湿地であることも相違点。 万葉集にも出てくるし、絵画などにも多く取り上げられるなど、日本人にはなじみ深い花です。なお最近は四季咲き系の品種が作り出されており、栽培も次第に増えることが予想されます。
水湿地に栽培され、花後に植えるのが一般的で、石灰分を含んだ用土に植えるとよいとされています。水鉢に土を入れての栽培も可能ですが、庭に植えられるハナショウブやアヤメに比べると栽培されることは少ないようです。開花期はハナショウブより早めで5月中旬から6月下旬です。 華道の重要な花材として重きをなしているのは、伝統のある花ならではと思います。
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ガガブタ
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和 名 ガガブタ
学 名 Nymphoides indica
科 名 ミツガシワ科
特 徴 耐寒性のある水生植物
ミツガシワ科アサザ属の浮揚植物です。本州、四国、九州のほか、朝鮮半島、中国、東南アジア、アフリカ、オーストラリアにも見られる水草です。名の由来は、丸い葉を鏡の蓋に見立てて名付けられたといいます。 仲間のアサザは黄色い花をつけますが、ガガブタは花冠の内面に長い毛をたくさんつけ、直径1.5pほどの白色花を水面に咲かせます。花は葉柄の基部から束になってつき、開花期は7〜9月と、夏を中心に咲き続けます。 宮城県の伊豆沼・内沼は、最深でも1.4mという浅い沼ですが、このような沼の水底にひげ状の根を下ろして、細く長い茎を伸ばして水面に葉を浮かべる水草で、大群落をつくります。 タネもできますが、冬季、ひげ根のある殖芽が浮遊して分布を広げていき、群落をつくるのです。全国的に湖沼の水草は絶滅することが心配されていますので、その保全を図ることは大切です。
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キショウブ
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和 名 キショウブ
学 名 Iris pseudacorus
科 名 アヤメ科
特 徴 耐寒性のある宿根草
アヤメ科アヤメ属の宿根草で、日本の各地に野生化していますが、ヨーロッパ原産の帰化植物です。黄花のショウブという名です。 日当りのよい湿地で、都市の排水口の近くなどにも自生し、生命力の強さを示しています。日本のアヤメやハナショウブにはない黄色の花が好まれて栽培され、野生化もしているのです。花の外側の花びらは卵形で垂れ下がり、基部に茶色の網目模様があります。内側の花は小さく直立しています。 一本の花茎から分枝して、先端に花をつぎつぎと咲かせるので、花の咲いている期間が比較的長いのも特徴です。 ハナショウブとの区別点は、キショウブは葉を日光に透かすと、葉脈の間に緑色の斑点が見えるので判定できるとあります。
繁殖は花後、球根の株分けによります。適地は水湿地で、野生化するほどですので、きわめて栽培が容易なアヤメの仲間です。農家の門前の小川などの水辺に群生しているのを見ると、日本の花としてすっかり定着しているような感じがします。
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サギソウ
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和 名 サギソウ
学 名 Habenaria radiata
科 名 ラン科
特 徴 ラン科の山野草
サギソウはラン科の植物で、シラサギが飛び立つ姿に似た白色の小型の花を夏に咲かせるので人気があります。以前は北海道や青森を除く全国に自生していました。 仙台の郊外の湿地にも自生が見られましたが、今はほとんどその姿を見ることができません。 サギソウの栽培は、地下部にできる球根を毎年3月に植えて楽しみます。3月中旬から4月初めころが植え付けや植え替えの適期です。サギソウは山間地などの日当たりのよい湿地に生育しています。近くの川や沼の水が、いつも地中にあるような湿った低い土地で、背の高い植物が育ちにくい酸性の土地に、ほかの野草と一緒に群れをつくっています。この自生地の様子を頭に入れて鉢植えにすることが失敗しない方法です。
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サワギキョウ
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和 名 サワギキョウ
学 名 Lobelia sessilifolia
科 名 キキョウ科
特 徴 耐寒性のある宿根草
キキョウ科ロベリア属の多年草で、草丈1m以上に高く伸び、山地の湿地に生え、群生している様子が見られます。 北海道から九州に分布し、中国やシベリアでも見られる植物です。和名は湿地のキキョウという意味でつけられ、濃紫色の唇形の花が美しい野草です。8月から9月に開花します。 注意したいのは毒草であることです。全草にロベリンという有毒物質を持っていますので、口にすれば痙攣(けいれん)を起こし、血圧が下がり、心臓障害を起こすといわれています。 しかし、生け花の材料として華道書には古くから出てくるし、茶花としても用いられています。 友人が尾瀬で写真を撮ってきてくれたことがあり、園芸植物になると期待しましたが、毒草と聞いて、がっかりしたことを覚えています。 アメリカ原産のベニバナサワギキョウは宿根ロベリアと称して、ガーデニングに多用されるようになりました。つくり方などについては「花づくり専科」のロベリアの項に解説されています。
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スイレン
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和 名 スイレン
学 名 Nymphaea cv.
科 名 スイレン科
特 徴 耐寒性のある水生植物
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ハス
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和 名 ハス
学 名 Nelumbo nucifera
科 名 ハス科
特 徴 耐寒性のある水生植物
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ヒツジグサ
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和 名 ヒツジグサ
学 名 Nymphaea tetragona var. angusta
科 名 スイレン科
特 徴 耐寒性のある水生植物
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ヒメスイレン
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和 名 ヒメスイレン
学 名 Nymphaea tetragona
科 名 スイレン科
特 徴 耐寒性のある水生植物
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ホテイアオイ
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学名:Eichhornia
科名:ミズアオイ科 水生植物 耐寒性多年草
花期:6〜10月 草丈:20〜30cm 植付け:6〜7月
特徴:水中に根を出し、葉柄部が浮き袋になって水面に浮く。水深が浅いと根をおろして浮き袋がなくなり、一日花を咲かせる。
栽培方法:株が水面を埋め尽くすように増えるが、最近は根の働きによる水質改善の作用で注目されています。増えすぎても屋外では冬に枯れてなくなるので、腐敗する前に回収し、残す数株を室内の水鉢に取り込んで3度以下にならない場所に置く。田土などの上に水深10〜20cmになるように水を入れると根が土についてよく開花する。
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ボタンウキクサ
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和 名 ボタンウキクサ
学 名 Pistia stratiots
科 名 サトイモ科
特 徴 耐寒性のない水性植物
ウォーターレタスの別名もありますが、サトイモ科ボタンウキクサ属の多年草です。 浮遊性の水生植物で、熱帯から亜熱帯に分布し、日本では南西諸島に帰化しています。アマゾン川の流域では、たくさん発生して水面を覆い尽くすこともあるといいます。 関東地方でも、栽培しているものが逃げ出して池や水路に見られるようになったそうです。名前はボタンの花に似ていることから、また、レタスのような葉ということからつけられています。 葉はロゼット状、直径10cmほどで、昼間は開き、夜間は閉じるのが特性です。花は夏に葉の基につくられます。サトイモ科ですから、仏炎苞に包まれてあまり目立ちませんが、雌雄花があり、約2cmの淡緑色の花をつけます。
夏の涼味をかもし出すように、水槽に浮かしたり、金魚の池に浮かすなどして利用されています。私は室内に入れて冬越しさせましたが、年によっては失敗したことがありました。 毎年、夏前になると園芸店の店頭にも並ぶようになった水草で、比較的安価で求められますし、株の中心から水中へ根をたくさん出して浮遊し、また、細かい茎を出して子株をつけ、株をふやしていきます。
日向〜半日陰。
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ミズバショウ
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和 名 ミズバショウ
学 名 Lysichiton camtschatcense
科 名 サトイモ科
特 徴 耐寒性のある水生植物の多年草
サトイモ科ミズバショウ属の多年草です。北海道、東北地方から近畿地方の一部に分布しています。さらに千島列島やカムチャッカ、ウスリー地方にも自生する大型の草本植物で、山地の湿原や水辺などで見られます。水湿地に生育し、バショウの葉に似ているので、この名がつけられています。 地中に地下茎が太く這い、あの白色の仏炎苞(ぶつえんほう)に包まれた肉穂花序(にくすいかじょ)をつけている姿は、湿原の貴重な植物として親しまれています。液果の果実をつけ、熟して落ちれば、水に運ばれていきます。 宮城県内でも、白石市、蔵王町、栗駒町や花山村などに、ミズバショウの自生地があって保護されています。 湿原は貴重な動植物の宝庫で、人間が守っていくべき聖地と考えねばなりません。
大自然の美しく貴重な植物を、むやみに栽培することは慎みたいと思います。 何年も前に仙台市の野草園で、園内で結実したミズバショウのタネを配布してくれたことがありました。その折の話では、水に入れておくと容易に発芽し、栽培できると聞いています。 大型の容器に土を入れ、生育させれば、タネからでは4〜5年目に花が咲くといいます。 「花づくり庭づくり」の本に記したハスやスイレンの栽培方法に準じて、西日を避け、夏の高温時に水温を上げないような工夫をすれば、庭での栽培でも花を見られると思います。
夏半日陰(寒冷紗)、秋〜春日向。
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リュウキンカ
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和 名 リュウキンカ
学 名 Caltha palustris var. membranacea
科 名 キンポウゲ科
特 徴 山野草で多年草
キンポウゲ科リュウキンカ属の多年草で、本州と九州に分布し、朝鮮半島や中国にも見られます。湿原や流れる水辺に生育し、ミズバショウとともに生えることが多いといわれています。 茎が直立して60cmほどになり、黄花であることから「立金花」と名付けられた山地の植物です。柄の長い腎臓形の葉は根出葉で光沢があります。 初夏から夏に茎の先や葉腋から出る枝の先に、濃黄色の花を1個ずつつけます。花は直径2cm、花弁がなく、ガク片が花弁状に5〜7個つきます。葉は腎臓形で表面に光沢があり、姿の好ましい山野草の一つといえます。
栽培は深鉢で、桐生砂と軽石を用いて水はけのよい状態をつくり、半日陰の栽培とします。十分な水やりが必要だそうです。 花の柄が長く伸びる変種をエンコウソウといい、庭園に植えるとする書もあります。また、変種のエゾノリュウキンカが北海道などに自生しており、若芽をゆで、水にさらして谷地蕗(ヤチブキ)といって食用にするとあります。 ふやし方は、株分けとタネの二通りの方法があります。
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